東京オリンピック2020で、女子バスケットボール日本代表の監督を務めたトム・ホーバスさん。
チームを銀メダルに導いたその手腕もさることながら、試合中やインタビューで数々の名言を残していることで話題になっています。
2021年9月18日に放送される「世界一受けたい授業」でも、トム・ホーバス監督の「魔法の言葉」が紹介されるということで、どんな言葉なのか気になりますよね!
そこで今回は、
・トムホーバス監督の名言は何?
・トムホーバス監督が逆に言わない言葉はある?
以上について見ていきたいと思います!
トムホーバス監督の背景と熱い思い
女子バスケットボール日本代表のトム・ホーバス監督。
出身は日本ではなくアメリカですが、選手とのコミニュケーションは全て日本語。日本人はあまり使わないストレートな感情表現に加え、丁寧な言葉を選ぶトム・ホーバス監督の口からは、数々の名言が生まれています。
中には選手だけでなく、見ているこちら側にも勇気が伝わってくるものも。
トムホーバス監督は、日本のバスケットボール界に新しい風をもたらしています。 彼の熱い思いや情熱は、選手たちだけでなく、私たちファンにも伝わってきます。
彼の言葉の中には、彼の経験や考えが詰まっているので、それを知ることで、彼の名言の背景や深い意味がより理解できるかもしれません。
世界一受けたい授業で紹介される「魔法の言葉」もこの中のどれかかもしれません!
それでは詳しく見ていくことにしましょう!
トムホーバス監督の名言5選:心に響く言葉たち
トム・ホーバス監督の名言は色々ありますが、その中から5つ、紹介していきます!
トムホーバス監督の名言は、シンプルでありながらも深い意味が込められています。 彼の言葉は、選手たちに勇気や希望を与えるだけでなく、私たち一般の人々にも多くのことを教えてくれます。
トム・ホーバス監督の名言① 楽しいことは勝つこと
これはトム・ホーバス監督が練習の際に選手によく掛ける言葉だそうです。
東京オリンピック2020で日本代表がベルギー代表に勝利した後、トム・ホーバス監督は以下のような言葉を残しています。
女子日本代表の練習は厳しいです。だからこそ、勝つことが一番楽しい。楽しい練習というのはなく、楽しいことは勝つことであり、優勝することです。
「楽しい練習はない、だから勝つのは楽しい。」
一見矛盾しているようにも見えますが、最終的な目標は勝つことなのだから、それを達成するために全力で練習する。そしてそれが達成できたときは最高に楽しい!ということですね。
トム・ホーバス監督の言葉のすごいところは、選んでいる言葉がとてもシンプルなところにある気がします。
日本語だと少々回りくどい表現になりがちなところを、シンプルかつストレートに表現するので心に刺さる。
特にこの名言は、選手だけでなく練習や勉強をサボりがちな人にも響きそうな一言ですね!
トム・ホーバス監督の名言② 自分の力を信じていなければ何もできない
これは、決勝に挑む前のインタビューで、トム・ホーバス監督が語った言葉です。
以下のように語っています。
「信じてないなら優勝できない」
「信じてないなら大きいチームに勝てない」
「自分の力を信じていないなら何もできないと思います」
「僕は本当に、金メダルを取れるという気持ちが心からあります」
バスケットは身長が高いというだけで強力な武器になりますが、世界的に見ると日本人はどうしても小柄になってしまうので、決勝相手のアメリカ相手には体格面で不利でした。
しかし、それだけで諦めていたら勝てるものも勝てません。
トム・ホーバス監督は、自分は誰よりも勝てることを信じているというのを選手に見せることで、勇気付けようとしていたのかもしれません。
トム・ホーバス監督の名言③ このバスケいいですか?
こちらは、フランス戦のタイムアウトでトム・ホーバス監督が選手たちにかけた言葉。
この場面では以下のようなことを言っていました。
「このバスケいいですか?」
「ディフェンスの方がキツいと思うよ。なんでこのプレッシャーに負けるの?」
「なんで頭使ってないの?最後まで」
「ボール強く持って!」
タイムアウトの時間は1分しかないのでどうしても言葉が荒くなりがちなのですが、トム・ホーバス監督の選ぶ言葉は、熱くとも選手に考えさせるような言葉。そしてやっぱりシンプル!
頭ごなしに色々言われるよりも心に響く感じがしますよね。
もちろん、選手と監督の信頼関係があるからこそ最大の効果を発揮しているのだと思いますが、聞いてるだけのこちらもつい何かを考えてしまいそうなパワーがあります!
言葉の選び方がうますぎです。
トム・ホーバス監督の名言④ 何してるんですか!
こちらはアメリカ代表との試合で、日本代表が持つボールが奪われるシーンが連続したとき、トム・ホーバス監督の口から飛び出た言葉。
普段は冷静な監督ですが、試合中は熱血することも多々あります。
「強くボール持って!何してるんですか!何回も同じことしなくていいじゃないですか!」
同じミスの連続に対する檄になります。実際このシーンではかなりの剣幕だったのですが、普段から丁寧な言葉遣いを心がけているトム・ホーバス監督。怒っている時も敬語率高いです!
逆に、敬語で怒られるのって余計心に響くことがありますよね。
トム・ホーバス監督の場合は無意識でやっているのだと思いますが、こんな言葉で怒られると身が引き締まる気がします!
トム・ホーバス監督の名言⑤ スーパースターはいませんが、スーパーチームです
こちらは、オリンピック決勝が終わった後に、トム・ホーバス監督が日本代表のチームを表現した言葉。
もう流行語大賞でいいんじゃないかと話題にもなりましたね。
「日本女子代表が世界に勝つにはチーム力が一つのカギ」と、トム・ホーバス監督は言っていましたが、対戦相手も各国を代表するチームなので、チーム力が無いわけがありません。加えて身長差という壁もありました。
どうしても身長で劣る日本代表にとっては厳しいものであったに間違いありませんが、結果は銀メダル!
チーム力や戦略でネガティブ要素を上回ったと言えるでしょうね。まさにスーパーチームです!
トムホーバス監督が避ける言葉とその理由
これまではトム・ホーバス監督が言った言葉について見てきましたが、逆に言わない言葉はあるのでしょうか?
桝太一アナウンサーがインタビューしていたのですが、次の言葉はあまり使わないようにしているとのことでした。
「お前」
「あなた」
特定のワードではなく「呼び方」に気を付けているようですね!なぜこれらの呼び方が悪いのかは明言していませんでしたが、経験上あまり良くないと判断されているようで、基本はちゃんと「名前」で呼ぶとのことです。
確かにしっかり名前で呼ばれた方が、自分のことを知ってくれてる感がありますし、何か指摘を受ける場合でも、自分のために言ってくれてるという感じになりますよね!
トムホーバス監督の名言の魅力と影響
今回は、バスケットボール女子日本代表のトム・ホーバス監督の名言について見てきました。
基本的にシンプルで丁寧な言葉を選ばれるので、心にスッと入ってくるような言葉が多い印象でした!ストレートな表現も多く、文字にしてみてもカッコいいですよね!
通訳を通さずにご自身の声で伝えてくれるのも、これらの言葉が名言になっている理由の一つですね!
バスケットボール女子日本代表の監督を続投されるのかは今のところ不明ですが、出来れば次回もトム・ホーバス監督を見れるのを楽しみにしています!
また、トム・ホーバス監督の現役時代についても以下の記事にまとめていますので、よろしければご覧ください!